​​ベジタリアンとビーガン(ヴィーガン)の違いは何?ベジタリアンの種類や特徴を紹介

ヴィーガン

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ベジタリアンやビーガン(ヴィーガン)という食生活に興味がある人が増えていると感じたことはありませんか?

日本でもベジタリアン・ヴィーガン向けのお店が増えており、今注目を集めています。

2020年には、コメダ珈琲で有名な株式会社コメダが、プラントベース(植物由来)の喫茶店「KOMEDA is □」(コメダイズをオープンさせました。

しかし、「ベジタリアンとビーガンって、そもそも何?違いはあるの?」と気になる人もいるでしょう。今回はベジタリアンとビーガン(ヴィーガン)の違いとレベル別の特徴を紹介します!

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ベジタリアンとビーガン(ヴィーガン)の違い

ベジタリアンとビーガンは、どちらも「菜食主義」と言えます。

結論から言えば、ベジタリアンは菜食主義の総称。ビーガンはベジタリアンの中でも「完全菜食主義」という位置付けになります。

ベジタリアンとは

ベジタリアンといっても、実はさまざまな種類があります。一般的には、「肉や魚を食べずに、野菜や果物などの植物性食品を食べる人」という認識でいいでしょう。

ベジタリアンという言葉が誕生したのは、今から約175年前の1847年にイギリスのベジタリアン協会で発足したと言われています。(引用:日本ベジタリアン協会より)ラテン語で「健全な、新鮮な、元気のある」という意味のVegetusが語源だそうです。

ただし、菜食主義の初期の記録として、紀元前7世紀のインダス文明にまで遡ります。ベジタリアンの食文化は人類の長い歴史の中、世界中でさまざまな背景や思想から生まれたものなのです。

ビーガン(ヴィーガン)とは

ビーガンは日本語で「完全菜食主義」と訳されることが多くあります。

初めて「Vegan」という言葉が使用されたのは1944年で、イギリスのビーガン協会の会報と言われています。ビーガンは本来「動物を搾取したり苦しめたりすることをできるだけやめよう」という生き方を提唱する形で生まれた言葉です。

2000年代になってからは、徐々に日本でも耳にする機会が増え、今ではビーガン専門店なども登場しています。

ベジタリアンの種類はこんなにある!【7レベル】

菜食主義であるベジタリアンは、いくつかの種類に分けることができます。

今回は、その中から7種類のベジタリアンについて説明していきましょう。

ベジタリアンとは食の選択肢であり生き方なので、今回紹介する種類の他にもたくさんあります。興味のあるベジタリアンの種類があれば、自分の生き方や思想に基づいて調べてみると面白いかもしれません。

わかりやすく表にまとめました。それぞれレベル順に紹介していきますね。

ベジタリアンの種類 はちみつ五葷
(ごくん)
フレキシタリアン
ペスカタリアン×
オボ・ラクト・ベジタリアン××
オボベジタリアン×××
ラクトベジタリアン×××
ビーガン×××××
オリエンタルベジタリアン××××××
※野菜・果物・穀物・きのこ類・豆類・いも類は基本的に◯

レベル1 フレキシタリアン

「セミベジタリアン」とも呼ばれる、ゆるめの菜食主義者です。基本的には、植物性食品を中心に食べますが、ときには肉や魚も食べます。

肉や魚を食べるのが一般的な現代社会において、まずはゆるめにベジタリアンを取り入れたい人は多く存在します。

フレキシタリアンは、 英語の「flexible」(柔軟性) と「vegetarian」(ベジタリアン)を組み合わせた造語で、2003年にはアメリカ英語学会によって「最も便利な言葉」に選ばれました。

レベル2 ペスカタリアン

ペスカタリアンは、肉を避けるベジタリアンです。魚介類や卵、乳製品はOKとします。

肉はNGで魚はOKとする理由としては、肉は哺乳類や鳥類・魚は魚介類という生物上の分類にあるようです。また、魚をOKにすることによって栄養素の偏りもある程度補えるようになります。

「ペスカ」はイタリア語で魚(pesce)を意味し、主義者という意味の「タリアン」と掛け合わせてペスカタリアンと呼ばれます。

レベル3 オボ・ラクト・ベジタリアン

日本語に訳すと「卵乳菜食」となります。肉・魚介類は食べないが、卵・乳製品は食べてもいいとするベジタリアンです。

ヨーロッパやアメリカなどで多く実践されているベジタリアンのスタイルで、ベジタリアンというと、この「オボ・ラクト・ベジタリアン」のことを指す場合もあります。

レベル4 オボベジタリアン

オボは卵という意味です。肉・魚・乳製品は摂取しませんが、卵は食べて良いとしています。

レベル4 ラクトベジタリアン

肉類や魚介類、卵を口にしない人たちのことを指します。乳製品は口にしてOKとされています。

宗教上の理由でラクトベジタリアンとなる人が多く、主にインドで広まっているベジタリアンの種類です。

レベル5 ビーガン(ヴィーガン)

「完全菜食主義」といわれ、動物性食品をとりません。

さらに、動物からの搾取もできるかぎり避ける考えから、はちみつもNGとされています。

最近では、バターやはちみつを使用しないヴィーガンのデザートも増えてきています。

\ヴィーガンのデザート/

レベル6 オリエンタルベジタリアン

ビーガン同様動物性のものは一切食べず、さらに五葷(ごくん)と呼ばれるニンニク、ニラ、ラッキョウ、ネギ(玉ネギも含む)、浅葱の五つの植物も食べません。

仏教の影響が強く、中国の素食(スーシー)や日本の精進料理もほぼこれに当てはまります。

ビーガン(ヴィーガン)の特徴とは?

ビーガン(ヴィーガン)の食事は、動物性食品を一切摂らないとしています。

また動物愛護の目的から、衣類やシャンプー、化粧品などの日用品においても動物成分を含むものを使用しません。そのため、牛皮やウール、シルクなども身に着けない人が多いです。

ただし、ダイエタリーヴィーガンという、ヴィーガンを食生活のみで実践する方もいます。ヴィーガンと言っても、実際にはかなり幅広いライフスタイルです。

【まとめ】ベジタリアンは生き方の選択!自分に合った食を楽しもう

ベジタリアンビーガン(ヴィーガン)について説明しました。

そもそもの語源からベジタリアンの種類について知ることで、興味が沸いた人もいるかと思います。自分の考え方に近いベジタリアンもあったかもしれません。

ただし、人によって自身の体調に合わないケースや栄養素が偏りがちになることもあります。体にあまりよくない変化が見られたら、もとの食生活にもどしたり、必要であればお医者さんに見てもらうようにしましょう。

自分らしい食生活を送ることができるベジタリアン。環境や動物、自分の体のことを考えながら気持ちよく取り入れてみてください。

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