マクロビオティック(マクロビ)とは?基本の考え方と食事方法について

ヴィーガン

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マクロビオティック(マクロビ)という言葉をご存じですか?

近頃注目を集めている、「ヴィーガン」「ベジ料理」「SDGs」と似たような感覚だったり、「なんとなく健康に良さそう」という曖昧なイメージを抱く方も多いでしょう。

マクロビは、きれいになりたい女性だけでなく、健康に長生きしたい全ての人におすすめの食事法です。この記事では、マクロビの意味と考え方、食事方法についてご紹介していきます。

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マクロビオティック(マクロビ)とは

マクロビオティック(マクロビ)とは、日本の伝統食をベースに穀物や野菜などを中心とした食事法のことで、人が自然の秩序に沿って健康的な生活を実現するための教えです。

「マクロビオティック(Macrobiotic)」という言葉は、「Macro(長い)」「Bio(生命)」「Tiqua(術)」という3つの意味からなっており、日本語で「大いなる生命の術」と訳すことができます。

マクロビオティックのほかの呼称として、マクロビ、玄米菜食、自然食、正食、食養などと呼ばれることもあります。

マクロビのはじまりは日本人!

マクロビは欧米で広く知られており、マドンナやトム・クルーズ、クリントン元大統領など、著名な人物からも愛されています。

しかし、マクロビ発祥の地は日本であり、世界に広まった後に逆輸入のような形で日本にも浸透しつつあるのです。

元々は、明治時代に食医と呼ばれた石塚左玄氏が考案した食養生が始まりです。これに感銘を受けた桜沢如一氏が、1930年代以降に提唱した「玄米生食」が現代に続くマクロビの基本形となっています。

その後、久司道夫氏によってマクロビが体系化され、1950年頃から欧米を中心に広まりました。

マクロビオティック3つの基本

それでは、実際にマクロビオティックを実践するにあたり、基本となる3つの考え方を紹介していきます。

身土不二(しんどふじ)「その土地のものを食べる」

身土不二には、「身体と住んでいる土地は切り離せない関係にある」というような意味があります。もともとは仏教用語で、人間と世の中は一体であるという意味に捉えられていました。

現代ではマクロビオティックの考え方として、人間の身体は住んでいる土地や環境と密接に関係していることから、その土地で育った旬の作物を食べることで健康に生きられるという考え方が広まっています。

「地産地消」や「SDGs」も関連しているといえるでしょう。

一物全体(いちぶつぜんたい)「残さず食べる」

一物全体には「一つのものを丸ごと食べる」という意味があります。食材を丸ごと食べるということは、お米であれば精白していない玄米、野菜なら皮や葉も全てを摂るということです。

仏教用語としては、「食材は丸ごと一つが完全であり、最もバランスが取れた状態」という意味があります。

食材の栄養を効率よくとることができ、フードロスを減らせるなど、体にも環境にもやさしい食事方法です。

陰陽調和(いんようちょうわ)「バランスをとる」

陰陽とは東洋の伝統的な思想で、「宇宙の万物は陰と陽のバランスがある」というものです。陰陽調和は、そのバランスを大切にする意味があります。

マクロビオティックの提唱者である桜沢如一氏は中国の古典を元にして、陰陽の考え方をわかりやすく整理しました。「陽」は中心に向かって収縮していくエネルギー、「陰」は周辺に向かって拡散していくエネルギーとしており、食べ物に当てはめると根菜類は陽性が多く、葉物は陰性が多いでしょう。

さらに、体を締めるものは陽性で緩めるものは陰性、また体を温めるものは陽性で冷やすものは陰性です。たとえば、ごぼうや大根などの冬野菜は陽性、きゅうりやトマトなどの夏野菜は陰性と考えられます。

マクロビオティックの食事方法

厳格な印象を与えがちなマクロビオティックですが、一汁三菜のシンプルな旬菜をとりいれたものが基本の食事方法となります。

代表的なマクロビの基本食は、玄米ご飯と味噌汁に、煮物や漬物などの常備菜的なおかずを添えたものです。伝統的な日本人の食事がイメージされますね。

また、食事の半分は穀類にすることがポイントです。そして、よく噛んで食べすぎないことが健康の秘訣になります。

原則として、肉や魚、乳製品などを控えますが、自分に必要なものを自然と調和をとりながらバランスよく食べることが大切です。

マクロビで食べてはいけない食材はある?

ベジタリアンやヴィーガンのように食べてはいけないものはありません。ただし、厳格なマクロビアン(マクロビ実践者)であれば、一切動物性食品を摂らない場合もあるようです。

マクロビは玄米と野菜だけを食べることを指すのではなく、健康で安定した精神を保つための食事方法です。なので、肉を食べてもしっかりと消化でき、体調が良く、精神的にもストレスがなければ問題ありません。

さらに、日本人が積極的に牛乳や肉類を摂るようになったのは、明治以降のごく最近です。そのため、人によっては体に合っていないと感じることもあるでしょう。自身の体調と相談しながら選択するのがおすすめです。

まとめ

マクロビオティック(マクロビ)は、健康的な食事法として世界的に注目を集めています。

もともとは日本で発祥したため、私たちが取り入れやすい思想といえるでしょう。健康で安定した心を保つために、できることから実践してみてはいかがでしょうか。

この記事を書いた人
makumin

愛知・東京に拠点をおく20代、趣味はアニメや漫画を見ること。

Webコンサル会社でSEOコンテンツを担当していた経験を活かして、
フリーランスのWebディレクターやSEOライターとして活動しています!

パートナーのためにベジ料理を研究し、
そこから美容や健康にも気を使うようになりました!

開運方法や引き寄せの法則を実践中です。

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