「自分の声が、AIになってしゃべる時代が来た」と聞いても、まだちょっとピンとこない方も多いかもしれません。でも実は、特別なスキルがなくても“自分の声”をAIに登録して、ナレーションや読み上げに使うことができるんです。
今回は、そんな最新技術を無料で体験できるサービス「CoeFont(コエフォント)」を使って、実際に自分の声をAI音声にしてみた記録をお届けします。ちょっぴりワクワクしながら、未来の表現のかたちを体験してみませんか?
- 自分の声を使った創作や発信に興味がある人
- 無料でAI音声を試してみたいけれど、やり方がわからなかった人
- 顔出し・声出しせずにYouTubeやSNSで発信したい人
- ナレーションや読み上げを自分の声で作ってみたい人
AI音声ってどんなもの?
AI音声とは、人工知能が人間の声を学習・再現し、テキストを読み上げたり、ナレーションを行ったりする技術のこと。
近年では、動画制作や読み上げアプリ、ボイスアシスタントなど、私たちの身近な場面でも活用が広がっています。
特に注目されているのが、「自分の声」をAI化するという体験。プロのナレーターや声優でなくても、スマホやPCを使って、誰でも簡単に“自分の声”をデジタルで残し、活用できるようになりました。
自分の声がコンテンツになる!AI音声の活用方法

自分の声がAI音声として使えるようになると、さまざまな形で「自分らしさ」を表現することができます。
たとえば、自作の動画に自分の声でナレーションを入れたり、ブログ記事の読み上げに使ったり。
さらに、朗読やポッドキャスト、SNS音声投稿、オンライン講座など、表現の幅はどんどん広がっています。
録音し直す手間がなく、文章を入力するだけで自分の声が“語ってくれる”――
それは、自分の言葉に、より深みと親しみを与えてくれる不思議な体験でもあります。
これからは、「声」もひとつの表現手段として、コンテンツになる時代。
あなたの声で届けるメッセージが、誰かの心に届く日も、きっと近いはずです。
CoeFontの使い方|画像でわかる登録からAI音声完成まで
ここからは、実際にわたしが使った「CoeFont(コエフォント)」での声の登録手順をご紹介します。スマホだけでもOKなので、気軽に試してみてくださいね。
STEP1:公式サイトにアクセスし、アカウントを作成

「無料ではじめる」ボタンをクリックし、メールアドレスやGoogleアカウントで登録します。
STEP2:「AI音声を作成する」で自分の声を録音する
ログイン後、「あなたのAI音声」から「AI音声を作成する」をクリックし、録音を始めます。

まずは、周囲のノイズを確認するために、10秒間静かな状況を作ります。

録音はマイク付きイヤホンでもOK。静かな部屋で行うと、よりクリアな音質になります。

用意された文章(最低50個)を、ひとつずつ読み上げて録音していきます。
録音を確認したり、途中で一時停止することもできるので、自分のペースで進めましょう。
STEP3:録音完了後、AIが声を学習してくれる
すべての録音が終わると、自動的にAIによる声の学習がスタート。完了まで数時間程度かかることがあります。
STEP4:完成した自分のAI音声で文字を読み上げ!

マイページに戻ると、「あなたのAI音声」が選択できるようになります。(楽しくて2つ作ってしまいました。)
あとは、好きな文章を入力すれば、AIがあなたの声で読み上げてくれます!
もしよかったら、makmin の声も使ってみてくださいね!
AI音声を作ってみた感想
今回使ったのは、音声合成サービス「CoeFont(コエフォント)」。個人でも無料で自分の声を登録できる機能があります。
登録はとてもシンプル。アカウントを作成した後、50文程度の文章を読み上げる形で録音をしていきます。より精度を上げたい場合は、100文ほど読むといいかもしれません。(最大3,000文)
スマホのマイクでも十分きれいに録れるので、特別な機材は不要でした。
音声をひととおり録音すると、しばらくしてAIが“わたしの声”を学習してくれます。
自分の声が喋ってるって、なんだか不思議
さっそく完成したAI音声に、短い文章を入力して再生。すると、スピーカーから聞こえてきたのは……まぎれもなく、自分の声。でも、どこか整っていて、淡々とした読み上げ。
「これがAI化されたわたしの声なんだ」と思うと、少し照れくさくて、でもちょっぴり誇らしいような感覚になります。
再現度はかなり高く、イントネーションやスピードも自然。録音時の声のトーンや発声の仕方で、仕上がりに違いが出るようなので、もっと練習すればさらに“らしい声”が作れそうです。
また、イントネーションやスピード、声色まで後から調整することもできます。

「makumin」の声もぜひ使ってみてくださいね!商用利用は有料プランに入る必要がありますが、無料トライアルもあるので気軽に試せます。
まとめ|“声”にも新しい使い方がある時代へ
自分の声を使ってAI音声を作るという体験は、思っていたよりずっと簡単で、そして何より「楽しい!」ものでした。
声って、普段はあまり意識しないけれど、自分の個性を表すとても大切なツール。
だからこそ、それをAIとして記録し、活用できるようになるのは、まさに“声の再発見”とも言えるかもしれません。
これからもっと自分らしく表現したい人、自分の声を活かした発信をしてみたい人は、ぜひ一度試してみてくださいね。